気象衛星観測の基礎
Key word
- 気象衛星画像
- ひまわり
はじめに
気象衛星は宇宙から可視光や赤外線を使ったセンサーを用いて大気の2次元画像を作成します.
気象衛星の基礎
静止衛星と極軌道衛星
静止衛星
- 赤道上空を地球の自転方向に地球と同じ各速度て飛んでいる.
- 衛星から見える地球全体を観測する.
- 緯度が60度以上の地域と東西の端の領域では水平分解能が悪く観測精度が落ちる.
- 例えば,気象庁が運用する静止衛星ひまわりは東経140度の赤道上空36,000kmにある.
極軌道衛星(アメリカのノア)
- 両極の上空850kmを通過するように南北方向に周回している.
- 1日で地球を2周する.
- 2500km程度の細い帯状の観測データが得られる.
気象衛星画像の分類
気象衛星は可視光から赤外線の波長域を持つ電磁波による画像を作成する. 主に5チャンネルがある.
チャンネル俗称 | 波長帯(µm) | 空間分解能(km) |
---|---|---|
可視画像 | 0.55~0.90 | 1 |
3.7µm画像 | 3.5~4.0 | 4 |
水蒸気画像 | 6.5~7.0 | 4 |
赤外1 | 10.3~11.3 | 4 |
赤外2 | 11.5~12.5 | 4 |
まとめ
気象衛星の軌道と観測画像の分類についてまとめました.
参考
- らくらく突破気象予報士簡単合格テキスト 学科専門知識編 Chapter4