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  • ラジオゾンデ, 高層気象観測

はじめに

気球を飛ばして高層気象観測を行うラジオゾンデ観測についてまとめていきます.

観測網

気球を飛ばして高度30kmまでの観測を行います. 観測は世界標準時のam,pm0時の2回行います. 観測密度は高くないので主に総観スケール(2000km超)以上の現象の解析を目的としている.

観測詳細

観測内容は以下

観測要素 説明
気温 日射補正をして0.1°C単位で計測
湿度 相対湿度で観測し,湿数で報告する.-40°C以下になると観測しない.
気圧 気圧を0.1hPa単位で計測.
風向・風速 GPSを利用し風速0.1m/s,風向1度単位で計測.
高度 これは木諸要素ではないがGPSにより計測.

特徴と利用

  • ラジオゾンデ観測は大気を直接時観測するので精度が良い.
  • 鉛直方向に連続に近い観測データが得られる.
  • 風が強いと上空で100km以上流されることがあるが気球を飛ばした地点の上空の観測として処理される.
  • 数値予報では欠かせない観測データを与える.

まとめ

  • 大気を直接観測するラジオゾンデ観測についてまとめました.
  • GPSを利用することで精度良く高度や風速を計測することができています.
  • 観測データは数値予報に利用されています.

参考

らくらく突破気象予報士簡単合格テキスト 学科専門知識編 Chapter2